走馬灯はゲームと共に

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三国志大戦・第2書 「天下統一戦『闘将争奪戦』、参戦 ~白馬義従・公孫サン考察~」

今日、2/25は一日限定の『闘将争奪戦』というイベントがあった。

ルールは簡単、戦闘ルールはそのままに武将が撤退すると城にダメージ、その武将が将器付きなら更にダメージというもの。三国志大戦3プレイヤーなら「野戦の舞」というとぴったしカンカンである。

俺はいつも韓遂さんを固定してワラデッキを組んでいるが、このルールでワラデッキを組もうものなら例え有利な相手であってもボロンボロンに城が削れていくだろう。
そこで俺は、戦国大戦ぶりに4枚デッキを組んだ。



多いと予想される対戦相手は桃園、呂布赤壁、麻痺矢、騎馬単
敵を倒しやすい呂布赤壁、麻痺矢。全国でも大流行中、高武力で押し込める桃園。稼働当初からずっと強い騎馬単
それぞれ4枚デッキが組みやすいので、これらを仮想的に設定。


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麻痺矢等の弓多めデッキや、呂布赤壁桃園など士気を多く消費するデッキに対し先打ちで荒らすための公孫サン
馬単及び騎馬多めデッキに対して、公孫サンで運んで華雄の車輪で攻城。ローテしようとするなら退路遮断。

このデッキで挑んできた。結果は3勝2敗。


誤算だったのは、騎馬単に当たらなかったこと。むしろ弓の方が多かった。あと、ハイスペック4枚デッキを組みやすい覇者求が多かった。桃園は1回のみ。
敗北は一騎打ちで韓遂曹操に負けて戦線が崩壊した一戦と、ダシ大王の毒でぐちゃぐちゃにされた一戦の計2回。


一日限定ということでイベントにありがちな『初日は様子見し、2日目からルールに対し有効なデッキまたはそのデッキに刺さるメタデッキを使う』という事ができないため、環境は結構カオスなんじゃないだろうか。
でもまあ多分、全国でも流行っているらしい桃園が多いんだろうな。

「闘将」という称号に興味はないので、スタンプを埋めて終了。


ここからは、今回使った公孫サンについて考察してみようと思う。

公孫サンという武将について


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そもそも、俺は公孫サンという武将が結構好きである。
出ては消え出ては消えていく群雄割拠の時代において、"白馬を率いた"という妙な個性を持ちながらも袁紹に潰され、その袁紹曹操に潰されたため噛ませ犬の噛ませ犬、というよく分からないポジションにいる。

大体の作品で劉備の兄貴分であり、また趙雲の元上司である。


クローズアップされることが多い劉備趙雲の兄貴であり上司であるが故登場当初は良いように描かれるが、最終的には大体袁紹との戦に敗れて錯乱して死ぬ。
ちなみに、三国志大戦1の夢路キリコ氏が描いた公孫サンはめちゃくちゃかっこいい。


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俺の記憶が正しければ、三国志大戦1と2では"あんまり強いとは言えない武将"であり、三国志大戦3で計略が長時間になったため一気に地位が上昇した気がする。
今作の公孫サンは、残念ながら広く使われているとは言い難い。何故か?


■ SR張遼の存在

勢力は違えど、同じ2.5コスの速度上昇系号令計略持ちの仲間に魏の張遼がいる。
初期よりは数が減ったとはいえまだ現役の張遼に比べ公孫サンは何故全然見ないのか?彼と比べてみる。ちなみに、計略内容はver1.1.5A時点かつ曖昧である。

武将名 張遼 公孫サン 違い
武力 9 8 -1
知力 6 7 +1
征圧 2 2 ±0
特技 無し 魅力 +魅力
将器 突撃術、城門特攻、地の利 突撃術、速度上昇、士気上昇 -
計略内容 武力+3、速度2倍、6cくらい、騎兵のみ、勢力非限定 自身のみ武力+4、速度1.5倍、11cくらい、兵種非限定、群雄限定 -
必要士気 7 5 -2
所属勢力 群雄 -

・武力9と8の大きな違い

まずスペックだが、このゲームの環境で武力9と8は違いすぎる。

武力9は呂布とLE孫策以外全ての武将に打ち勝て、それが騎馬となればなおさら戦闘力は高い。
一方武力8は2コスと相打ちになる可能性がある。かつ、同じ2.5コスの武力9には勝てない。

これがかなりデカく、同じデッキの1/4以上のコストを使っておきながら勝てない時があったり、2コストと相打ちになったりと白兵戦で不安な要素が多い。
デッキの中枢になる2.5コス武力8が許されるのは、強力な計略を持ち他のカードで武力面をカバーする事でデッキとして成り立つ場合のみであると思う。


一方知力は1高いが、このゲームは戦国大戦と違い知力は純粋に計略面でしか影響を及ぼさない。

昔は「知力依存」というものが適正で、低知力の計略は短く高知力の武将は長かった。
今はその辺が曖昧で、低知力でも長い時もあるしその逆もある。環境によって計略を調整する上で、知力依存というのは数字によらない。

また、相手に妨害やダメ計がいなければ何の意味もなさない数値である。更にいうと、現状知力6と7では妨害やダメ計を受けようがそこまで差はない。6だろううが7だろうが長い妨害は長いし、痛いダメ計は痛い。誤差範囲なのだ。


この時点で、計略を使ってない時間帯で公孫サン張遼に劣るのは明らかだ。征圧は一緒だし。
魅力は持っているが、魅力という特技はスペックによって差が出ず誰が持っていても同じなので、白兵戦には影響はない。ありがたいには間違いないけど。


将器は速度上昇がある分公孫サンの方が有用に見える。士気上昇もアリっちゃありだが、強化された地の利と城門特攻をどう見るかによって評価は変わるだろう。


"敵を殲滅する計略""敵を乱し荒らす計略"

次に計略。
張遼は全員の武力が上がるのに対し公孫サンは自分だけ、速度も2倍と1.5倍とで大きく違う。
公孫サンが勝るのは効果時間である。


同じような計略だが、張遼公孫サンでは計略を使う目的が違う。前者は圧倒的な速度と殲滅力で相手を壊滅させるという計略に対し、公孫サンその長い効果時間と槍がギリギリ刺さらない絶妙な速度で敵を切り崩し足並みを揃えないようにする計略だ。

ただ、大体の場合において殲滅力のある計略の方が汎用性が高く強い場合が多いのも事実。その辺はサブ計略として差し込んである計略によっても左右される。


・勢力間の大きな差

そもそも、群雄は中コスト以下の武将のほとんどが貧弱すぎる。2コストで征圧2の騎馬は馬騰のみ、しかしその馬騰は計略が使いづらい。
1.5コストもスペック良好でサブ計略と言えるほどの計略を持っている武将もいない。計略はまあまあだがスペックに難があるか、その逆かどちらか。1コスにはそもそも計略要員がいない。


一方魏は2コスだけで見ても徐晃、ホウ徳、曹純、ホウガ、司馬懿と選び放題である。まあ流石に司馬懿張遼を合わせるのは難しいかもしれない。

1.5コスや1コスの騎馬も優秀で、神速号令は勢力限定計略じゃないのにも関わらず魏単でしかみない。士気が7と重いせいもあるが、そもそも魏単で十分だからだ。


群雄は何故か全体的にデッキパーツが貧弱なため、単一でデッキが組まれにくい。

単体でデッキになる呂布や槍董卓、非勢力限定かつ強力な暴虐等は他国から足りない分を補充すればいいためデッキとして成り立つが、逆に言うとそいつらが強力な設定のおかげで群雄のデッキパーツは弱めに設定されているとも言える。

群雄限定の公孫サンはそのあおりをモロに受けている。


ケニアでの活躍

ここまであまり良い所がないように見える公孫サンだが、ケニアデッキを組んだ時にはその限りではない。
呂布や群雄馬超と組ませると、武力10や9が11cもの間1.5倍速で走り続けるのである。白兵戦では無類の強さを発揮する。


しかし残念なことに、征圧システムのせいでケニアはかなりキツい。呂布で塗ろうが馬超で塗ろうが、相手に1コス征圧2騎馬がいれば同じように塗り返される。
征圧システムのおかげで数が多いほど塗れる→内乱ダメを入れやすい→数が少ないケニアはその分不利になる。

ケニアはそもそも殲滅力は高いが攻城力はないので、内乱ダメを入れられまくると取り返せなくなってくる。


ケニアは守城術も天敵である。こちらの3コストが攻城しようとしても、相手の1コスト弓で止められてしまう。ここで2コストも相手にアドバンテージができてしまうので、相手はその浮いた2コストを戦闘に回せる。

ケニア自体が辛い環境だと思う。俺は全国でケニアデッキに当たった場合は敬意を払うようにしている。


・最後に

結局のところ、公孫サンが抱える問題はその武力の低さと勢力のデッキパーツが弱すぎる事にあると思う。
敵の足並み乱す計略とバランス型スペックが噛み合っておらず、武力が上がるのが自身だけなので荒らし能力もそこまで高くない。

そうなるとデッキパーツで武力や計略を補いたいところだが、群雄のデッキパーツは貧弱なのでそれも望めない。
武力は流石に変えようがないので、公孫サンが輝くのは今後追加されるカードによる。同じ勢力に、女性限定とはいえ全員の武力と速度が上がる計略を持った1.5コスがいるのも逆風か。


白馬義従が大手を振って戦場を駆け抜ける時がくるのはいつだろうか。